明けない夜は長い

 

突然だけど、一昨日退職してきたー!

ビバ夢のニート生活。明くる月曜日、仕事へ行かなくていいというのがまだ現実と思えない。

人生の夏休みを再び迎えたような気持ちで絶賛グダグダしてます。4月半ばからまた頑張るから許されたい〜

 

最終出社日、通勤電車に乗りながら労働人生第一シーズンについてふと振り返ってみた。

リモートワークで月2・3日しか出社日が無かった分、余計に出社日が鬱だったなぁ。しかも、いつもの勤務時間より早く出て遅く帰らないといけなくて眠いし。そんな鬱々とした気分を少しでも紛らわせたり、滓ほどしかないやる気を奮い立たせるために必要だったのが通勤時間に聴く音楽。

大体その時ハマってる曲を繰り返し聴いてることが多いけど、たまにライブラリ全体をシャッフル再生してて流れてきた曲がその日の気分とマッチして「よっしゃ頑張るか!」ってやる気スイッチが入ったり、ふいに耳に飛び込んだ歌詞が心に刺さったり、そういうこときっかけで"労働ソング"認定した楽曲が私にはあります。みなさんもないですか?(イマジナリーみんな〜!)

ということで、私の社会人生活のそばにあった音楽の中から特に色濃いものたちを紹介します。

 

①ネガティブファイター


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毎朝満員の通勤電車の中でもみくちゃになり、握りしめた携帯で「今日も何とかなりますように…」と祈りながらネガティブファイターを再生していた新人研修期。

実はこれまで名ばかりのSE職についてたのだけど、学生時代全くの未経験で入ったもんだから面白いほど何も分からなくて!!つまらんし!!

もうこの時点でITアレルギー発症してた。向いてなさすぎる。

対して一緒に研修受けてる人達はほぼ理系の経験者ばっかりだし、余裕そうな周りと比べて全然理解できないのに研修はどんどん進んでいくしでそれこそネガティブど真ん中の自分に歌詞の一つ一つとHey!Say!JUMPの可愛さがとても沁みた。

日曜日、朝起きたら研修が待ってる思うと嫌すぎて寝れない夜とかあったな…。あと画録したfab!のオンコン映像も心の支えだった。

まぁ、なんやかんやで無能なりに食らいつき、コーディング出来なくてヒーヒー泣いてる私に教えてくれた同期や他社の優しい人達のおかげで乗り切ることができました。(出来るようにはなってない)

ありがとうHey!Say!JUMP、ビバリーババディブー!

 

②Naked Men 見ろ、裸の俺たちを!

Naked Men 見ろ、裸の俺たちを!

Naked Men 見ろ、裸の俺たちを!

原嘉孝主演『両国花錦闘士』のオープニングテーマです。おしゃりきっていう作品自体がパワーに溢れたエンタメだったから、この曲聴くだけで本当に元気が出た。今もサントラ売って欲しいくらい他の曲も本当によかったんだよ〜

あとこの時期は実験室retryを見てすぐだったから原嘉孝に熱を上げてて、劇中で使われてた曲のプレイリストをよく聴いてた。これとか特に労働前におすすめ。

ふり向くな君は美しい

ふり向くな君は美しい

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"うつーむくなよ ふり向くなよー♪

戦いに敗れてもー きーみーは美しいー♪"

↑ッス❗️❗️❗️❗️❗️泣

って感じのスポ根的精神を励まされる割といい歌詞。てか原嘉孝のこと思い出すと私は元気出るんだと思う。原さんから出てる陽のパワーってすごいので…

 

④月曜日戦争

月曜日戦争

月曜日戦争

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月曜も悪くないな〜と思える、月曜日のだる重いイメージの真逆を行くようなメロディの軽ろやかさが素敵な曲。あと、シンプルに架空OL日記の主題歌だったから社会人になった身として聴くのがなんか楽しかった。(ドラマとは程遠い環境でしたが)

あと宇宙系ぽわぽわSFっぽい世界観の歌詞が1ミリ地から足を浮かせてくれる感じがして、確かにはじまりの月曜がないと終わりの週末も来ないもんね〜💫って前向きな気持ちになれていい。ポジティブに週初めを迎えるための曲かもですね。

 

大森靖子

ミッドナイト清純異性交遊

ミッドナイト清純異性交遊

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もはや曲ではなくアーティストというデカい括り。2021年冬〜2022年秋は大森靖子の楽曲にハマってめちゃくちゃ聴いてました。

2021年冬あたりから本格的に色んな曲聴き込むようになったんだけど、たぶん地元離れて一人暮らししてないと好きになってなかった気がする。

未だに的確な言葉が見つからないんだけど、実家で暮らしてるときには感じる暇がなかった孤独のそばにそっと存在してて欲しいと思う曲が多いんですよね。大森靖子の選ぶ言葉や声にやけに安心する瞬間がある。特によく聴いたり歌詞が好きだなぁと思うのはこの辺かなあ

TOKYO BLACK HOLE

TOKYO BLACK HOLE

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マジックミラー

マジックミラー

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アナログシンコペーション

アナログシンコペーション

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ベストアルバム『大森靖子』から入って、2022年春頃によく聴いてたのはアルバム『TOKYO BLACK HOLE』でした。このアルバムは特に『愛してる.com』とか『ロマンチック私生活』を筆頭にポップで可愛くてちょっとアングラな少女漫画を3・4分に詰め込みましたって感じの世界観の曲が多い気がする。

ドラマチック私生活

ドラマチック私生活

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労働人生との思い出でいうと、客先のオフィスに出向いて作業しなきゃいけない時期が2ヶ月くらいあって、朝向かってる電車で外の景色見ながら大森靖子の曲を聴くのが楽しかった。駅からオフィスがあるビルに行くまでの道にかかってる橋を渡りながら聴く『みっくちゅじゅーちゅ』がなんか無性に好きだったな〜あったかい晴れの日は特に!

みっくしゅじゅーちゅ

みっくしゅじゅーちゅ

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突然だし全然関係ないけど、関東で1番座席シートの座り心地がいい鉄道会社は京急だと思うんですけどその辺どうですか?(再びイマジナリーみんなへ)

 

⑥MANIAC 


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これも先述した客先で仕事してたのと同時期ですね〜。準備作業に不安な部分が残ったまま作業スケジュールに突入し、初っ端から想定してないエラーが起きて客先の女に無能呼ばわりされてキレられたり。結局要因全部客先のせいだったの、末代まで忘れねぇからな!(©︎ハライチ岩井)

そんな労働人生スタート以来1番精神的にぺしょぺしょだった2021年3月末、私はStray Kidsを認知して以来初めてのカムバを迎えました。

そのカムバで引っ提げてきたアルバムの表題曲・MANIACのMVがちょうど昼休み中の13時公開。もう仕事放り出してこのままおうちに帰りたいよ…とスンスン泣きたい気持ちで丸亀製麺ぶっかけうどん(冷)をフードコートで啜りながらMVを再生した日のことをきっと忘れることはないでしょう。最高MVのおかげで心を奮い立たせてなんとかオフィスに戻ることができました。ありがとうスキズ…(泣)

まだこのときは茶の間のつもりだったんだけど、そのちょっと後にイルコン開催が決まったらもう現場に行きたい気持ちを抑えきれず、今年は海外まで行ってしまうようなオタクにまで進化したわけですが…とにかく2021年は彼らに与えられる供給やら現場を糧に日々を生き抜いた年でした。

 

⑦トゥモロー最強説‼︎

トゥモロー最強説!!

トゥモロー最強説!!

  • 超ときめき♡宣伝部
  • J-Pop
  • ¥255
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シンプルに歌詞が良い応援ソングで落ち込み気味のときに聞くと染みまくり…これも客先向かいながら聴いてたな。

YouTubeリンク先はライブ映像なんだけど、2番歌い出しのひよりん見たら本当に泣いちゃいそうになるので一度見てほしい。一生懸命頑張る女の子アイドルの姿でしか得られない元気と栄養ってあるよね。

 

⑧My Pace-Japanese version-

My Pace -Japanese ver.-

My Pace -Japanese ver.-

  • Stray Kids
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
  •  

通勤電車の中でシャッフルにしてたら流れてきていい歌詞…ってしみじみと良さが染み渡り、ふいに泣きそうになった記憶がある。しかも推しのバンチャン作詞なので(日本語詞で多少意訳されてる部分はあるだろうが)余計にクるものがある。

 

"I wanna be like dem So なりたい Yes I'm なりたい Yes I'm

羨ましくて似たい少しでも"

 

"認めたくないけど
比べてしまうけど
後から行っても負けじゃないさ Baby
デカく見て Take your time
今、ありのまま My pace
このまま My way
ゆっくりでも構わない
自分の意思で My lane
慌てずに、そう!
前見て Runnin' now"

 

もはや全歌詞貼りたいくらいなんだけど、上記の部分だけでも「ハタチそこらでこんなに心に響く歌詞が書けるチャニさんは経験と人間の出来がレベチだよ…!泣」と思う歌詞。

たしかこの時期くらいから、社会人生活における友達の様子と思い描いたようにいかなくて燻った自分に差を感じて比べたり落ち込んだりしてたような。でも、今すぐ辞めたいほどの動機もなくて、わだかまった日々を過ごしてたところに刺さった曲ですねぇ。

自分は自分、とにかく今日のところは目の前のことを頑張ろうと思いながらオフィスに向かった思い出。

 

⑨MIROH


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金髪チャニくんかわいい&かっこいい。。

字幕オンにしたら一応日本語訳された歌詞も出てくるしここはあえてMV

 

"힘들지 않아 거친 정글 속에
苦しくなんてない 荒いジャングルの中に

ってぃおどぅん ごん なにっか
뛰어든 건 나니까
飛び込んだのはぼくだから

I'm okay"

 

アイドルがそう言って現場に立ってるのだからオタクも労働というジャングルへ立ち向かうしかない!!!!

そんな気持ちで駅着いてから再生し、萎えまくったやる気を奮い立たせながらオフィスに向かってました。全然I'm okeyではないが。

 

⑩明けない夜は So Long 

明けない夜はSo Long

明けない夜はSo Long

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オーディションで見事皇子役を勝ち取った原嘉孝さんが『メタルマクベス』の劇中でまるまる一曲歌い踊る曲ですね〜💘(音源化してるのは初代皇子役の森山未來歌唱バージョン)

国王や大切な人々を次々殺して祖国を滅茶苦茶にしたランダムスター(尾上松也)を今から殺りに行くぞ!反逆だ!と皇子を筆頭に立ち上がり戦闘へ臨むシーンの曲でまさに闘争心メラメラなので、労働開始前に聴くと「よっしゃやったるぞ!!!」というメンタルに持っていくのにおすすめの曲です。ちょうどメタマクを上演してた会場がオフィスと近かったのもあって、この地で原さんは毎日戦ってたのね…と在りし日の原嘉孝に思い馳せながらよく聴いてました。

レスポールJr.はお家柄(事務所)滲み出るダンスと真っ直ぐぶつかるような歌唱のガムシャラパフォーマンスがとにかく良くてね…バックつけてセンターで踊ってるのも最高で…WOWOWでたまーに放送されることあるから機会があればぜひ見て欲しいです…

あと歌詞が

"明けない夜は長い"で始まって

"明けない夜は無い"で終わるのが良い……!

そうだよな、どんなに長い夜もいつかは明ける、どんなに長くとも終わらない労働はないのだ!!と思わせてくれて辛い労働時間に勇み立ち向かうことができます。

現に、私の長い夜は一旦明けましたのでね!!!

 

新卒の就活はまっったくうまくいかず、妥協で入った志望度低い業界で何度も向いてない辞めたいと思いながらなんとか2年乗り切れたのは、以上にツラツラ挙げてきた楽曲の支えあってこそでした!音楽ってすごい!最高!

まぁ環境も色々変わるしそっちはそっちで嫌なことや愚痴も生まれるんだろうけど、ようやく大学時代からの希望職に近い環境で働けることがまずは楽しみ!

なので心機一転、これからも色んなエンタメや好きな音楽を心の支えにしながら頑張っていきたいです💪

 

とにかく今叫びたいのは、

明けない夜は無い〜!!!!!

 

 

 

 

ここまで読んだ人、もしよかったらあなたの労働讃歌もお教えください

もしかすれば今後私の労働人生を支える曲になるかもしれませんので、何卒…🙏

両国花錦闘士の亡霊

 

どうも、タイトルの通り舞台『両国花錦闘士』の亡霊です。正確に言うと、両国花錦闘士と主人公・昇龍を演じる原嘉孝さんの魅力に取り憑かれてしまった女です。

 

以下、私が原嘉孝さんに半身沼落ちしてしまうまでの経緯と個人的観劇感想記録を主軸に、

「ここがすごいぞ!両国花錦闘士!」って感じのダイレクトマーケティングブログをお送りいたします。

 

原嘉孝 a.k.a 昇龍がカッコいい

いや〜〜今一番言いたいことはこれに尽きる。

原嘉孝ってカッコいいんだよ!!って、あの舞台を思い出す度に、彼の情報を深掘りしていく度に叫びたくなるから、もうその衝動を消化するためにこのブログ書いてるみたいなとこある。私は両国花錦闘士を観に行って、原嘉孝さんの見え方が180度変わりました…彼は…かっこいいです…。

でもね、正直まだ認められてないんですよねこの感情を。ヤダー!!!ママーーッ!!!(泣)って泣き喚きながら日々原沼にズンズン浸かっていってる感覚。

きっとこのブログ読んでる人の中にも

「え?原くんってめめの元シンメで、islandTVでよく奇行に走ってる人でしょ?」

ってイメージ抱いてる人が結構いると思うんです。かく言う私もずっと、彼はジャニーズJr.のクレイジーボーイ枠なんだと面白がってましたから。(はい失礼)

そんな舐めた人間がこの様になるぐらい、原嘉孝さんって人はイケてる芝居をする役者だったんですね~…。

 

●そもそも、なぜ両国花錦闘士のチケットを取ったのか

2020年、私は主にSnow Manさんを追いかける生活を営んでいたのですが、そのスタンスとして自担寄りの箱推しだったので、めめちゃんへの理解を深めるうちにはらめぐも履修していたし、基本的にコンビ厨なのではらめぐ尊いなーとは思っていました。

そこにやってきた原嘉孝さんの急遽主演抜擢。めめちゃんによるislandTVやジャニウェブでの原宣伝への気合が凄くて、この動きがまたコンビ厨に刺さる刺さる。

けど、まだチケットを取ろうと思う決め手には欠けていました。

なんでかというと、正直、事務所から回されたジュニア仕事として舞台をやっている人ってイメージで。(本当にほんと〜に失礼で反省してる。)さらにぶっちゃけた話をすると、事務所の力で興行成り立ってる舞台に魅力は感じんな、、、ぐらいに今までジャニタレメインの舞台に対して斜に構えちゃってました。本当にすいません。*1

そんな時に、あるはてブロの記事に出会いまして。

 

t.co

 

その内容を簡潔に言うと、劇団☆新感線の『メタルマクベス disc2』というミュージカルへの出演から始まった原嘉孝さんの役者人生が書かれていました。

 

え、まず、あの新感線のメインどころをオーディションで射止めてから役者人生始まってるのがヤバい。端的に言うとトリプルキャストなんだけど、松下優也原嘉孝高杉真宙の並びでこの忖度なしの選抜メン感伝わりますか?

そこで芝居に目覚めて以降、自身の役者としてのスキルアップに尽力していて、しかもそれがちゃんと実力・舞台人からの評価に比例しているらしいと…。*2てか、このはてブロ主さんによると、メタマクの初演から千秋楽にかけてすらメキメキ成長してたらしい。神童ですか?

あと、これはおしゃりき観劇後に知ったけど、本人曰く豆腐メンタルで、メタマクでは毎公演後凹みながら楽屋で歌の練習頑張ってたのめちゃくちゃ健気で偉い…可愛い…。*3

とにかく記事を読んでいただけたら分かるのですが、そこで出てくるエピソードが、努力の天才と才能マンに惹かれがちな自分にはぶっ刺さりまくりで。そんな風に役者の道を見つけてがむしゃらに頑張っている才能マンに運が味方をして、大舞台の主役が回ってきたんだと知ってしまったからにはなんか

「この役者が、一世一代の大チャンスを掴む瞬間を見てみたい…!!」

と、えも言えぬ好奇心に駆られてしまい、上記のブログを読んだ数分後にはチケットを取っていました。

 

原嘉孝とこの座組、強い

で、来たる1/8の新歌舞伎座昼公演。一番いい席で観たろ!!!と意気込んで取ったのは、前から二列目のセンターブロック。

ここから、ほぼ最前で見た原嘉孝さん及び両国花錦闘士の感想を箇条書きで羅列します。

 

・ポスタービジュより身体が仕上がっている…。分厚くてがっちりしてるんだけど、締まってて美しい筋肉の付き方。東京公演で少し痩せたって言ってた影響かもしれない、知らんけど。

・1幕の途中から、裸で髷姿だし顔芸凄いのになんかかっこいいぞ?と感情の乖離に具合が悪くなりはじめる(言い方)

・筋肉凝視したいけど2列目とステージの距離近すぎてやや気まずくなり、ちょくちょく目線彷徨わせつつめっちゃ裸見た。スケベ心丸出しで見たい人は5列目以降が良いかもしれない。

・はっきり聞きやすい声と滑舌。メタマク以降、発声がどんどん良くなってるとは言われてたけど、マジで芯のあるいい声だった。腹式発声が出来る人って無条件にかっこよく見えるよね。*4歌唱面だと、技巧に優れているというよりは感情で歌うぜ!ってタイプの真っすぐな歌声。♪端歩けデブ、♪俺 is beautifulとかの楽曲は、特に昇龍としてのキャラ・感情重視で歌ってるって感じがして、昇龍のイやな部分丸出しでよかった。(褒めてます)

・細かい演技が上手。自分が目立たない場面でも、次のシーンの動きや感情に繋がる挙動をしてて良い役者…ってなった。何様なんでしょうか私は。

・やっぱり踊り方にアイドルエッセンス滲み出てて最高!!!これぞジャニーズ&役者ハイブリッド型の醍醐味!!!

・これは2回目観に行った時の感想だけど、説明ゼリフの間ずっと仕切り*5を繰り返すシーンでちょうど昇龍側に座っていたため、仕切り直すたびに正面向く昇龍と目が合う感覚に陥り、完全にメロる。取り組むんかいおもたら取り組まんのかい!の繰り返しでもうこっち見んな!(見て!)って思いながらステージ凝視してた。原リアコ嘉孝にメロりたい方、1階センターブロック下手寄りがおすすめですよ。

・四股踏む時に、太腿の筋肉がブルって揺れるのなんか癖に刺さった。マージでいい身体。*6

・1幕はまだ女性を知る前の演技だったのに、2幕(彼女ができた後)は女慣れした演技する…りょうさん(彼女役)への接し方の差…メロ……。

大原櫻子ちゃんの頭をぽんぽんするシーンで原嘉孝リアコの扉開いた。

・照明・舞台セットによるシーン風景の提示が上手。あと場面転換が好み。高熱出した時に見る悪夢みたいなシーンがめっちゃ好き。

・ラストシーンの照明と舞美と演出が良い。それまで基本カラフルだった照明がサーッと引いて、急に具象舞台になるのが対照的。最後の原嘉孝のセリフ聞きたさに2回目チケ取ったみたいなとこある。

・先駆者のはてブロを履修したことによって、オープニング・エンディング・カテコで0番に立つ座長・原嘉孝を見るとめちゃくちゃ感慨深くなり、泣きそうになる。

・"神様に選ばれたい男"を"時の運命で選ばれた役者"が演じてるの胸熱。

 

 

いや伝え方下手!!!もっと原嘉孝 a.k.a 昇龍の良さをダイマしたいのに!!!!

 

てかね、そもそもこの作品のエンタメ盛り沢山感味わえるだけでチケ代の元取れるんですよ!

開演直後にデーモン閣下の歌う主題歌に乗せたオープニングが始まるんだけど、最初から裸の男が大量に出てくるわ、ローラースケート履いた昭和アイドルが出てくるわ、ってなかなかにカオスで圧倒される。

けど、全体的にカラフルな照明バチバチだし映像大道具小道具を存分に駆使してて「とにかくド派手にしたろ!!!」っていう演出製作陣の心意気が伝わって熱い。あと、数の暴力と群舞を見ると何故か泣きそうになる人*7なので、コレコレコレ!!!!って最初から感動してた。よくよく思い返すと、そのカオスなオープニングが登場人物のキャラクター性とストーリーをガッツリ提示するキャストパレードになってることに気づいて帰り道に思い出し興奮した。観劇後も楽しめる二段構造。

とにかく、あの名を発することすら憎い疫病のせいで去年からお預け喰らってたエンタメの濃縮版を浴びてるな~って感じるほどに一つ一つの演出が濃くて、なんか随所で訳もなく涙が出そうになりました。それくらい濃ゆい。

あと、脇を固めるキャストさんが化け物。りょうさんとか、その細い身体から何故そんな太く響く声が出るの??って思いながら聴いてた。あのお方、人に持ち上げられて仰向けに運ばれながら高笑い響かせられるんだよ…腹筋とか体幹すごいんだろうな…。ほんで櫻子ちゃん歌うますぎるし。(あたりまえ体操)

メインキャスト以外の方は1人当たり兼役してる数が結構多いんだけど、皆さんそれを感じさせない役者っぷりで。観劇後に、キャスト全員で24人しかいないって知ってびっくりしたんだけど、その倍はいるんじゃないかってくらいの圧と見応えをステージから感じました。すぎょい。

 

ただ、平日昼公演ってのもあってかやっぱり観客は少なくて。コロナの影響が大きいんだろうけど、キャパの大きな会場の埋まらない客席を観て彼は何を思うんだろう、とか時々余計なことを考えたりもしつつ。けど、歌を挟みながら怒涛のスピード感で進んでいくストーリーを食らいついて見てたらあっという間にカーテンコールでした。

カテコの最後にキャストの皆さんが捌けていく中、原くんだけ舞台の上手に残って深くお辞儀をする姿を見て、そこに立つ彼が、100人以上のカンパニーや巨大な看板、こちらが計り知れないものを背負ってここまで来たんだろうな~とまた勝手に想像しちゃって泣きそうになって。その時、自分でもびっくりしたんだけど、また彼が主役として大きな舞台に立ったとき、ギュウギュウに人が詰まった客席から割れんばかりの大きな拍手浴びる姿が見たい、というか見せたい!という気持ちになってたんですよね…

今回の舞台の成功、不成功が何をもって決まるのか分からないけど、少なくとも役者・原嘉孝の栄光と発展に繋がってほしい。めめちゃんも言ってたけど、原くんがこの大チャンスをものにして、さらに活躍する未来が見たい…!!!と思わずにいられませんでした。

 

で、その日から劇中歌と裸の原嘉孝が頭を巡る巡る、卒論が終わってないのに原嘉孝でパブサする指が止まらん止まらん、Twitterで時間を融かしてる場合じゃない文字を書け!!!って状態になってしまい、気づいたら卒論の提出締切前日に終わってない結章を放り出して、大阪千秋楽のチケットおかわりキメてました。ごっちゃんです。*8

 

もう、ここまで来たら認めましょう。

原嘉孝さんにハマってしまったと。

全然好みのお顔じゃないのになんか良く見えてきたし、地声と笑い声がメロいし、激ヤバクレイジー枠だと思ってたのに外に出たら喋らせたらまともに話すし(度重なる失礼)、学生時代はモテてたとか言うし、優しそうだし、包容力を感じる身体で抱きしめてほしいし、結婚したら毎日楽しく暮らしていけそうだし、見栄張った大きい発言するのにその実豆腐メンタルでしっかり努力で裏打ちしてるし、なんか総じて応援したくなる人だなぁと( ;  ; )(情緒やば)

 

そんなこんなで、今私は原嘉孝についての情報を追及する日々に追われています。しばらくはTwitterでも原原とうるさいかもしれませんが許してください。

現状、自分の好みと正反対なところからやってきた超新星にまだまだ戸惑っているので、飽きるまで過去のデータを調べ尽くしてから、新たに推し俳優・リアコ枠部門として彼を応援するかどうかを決めたい。

 

といいつつ、今既に博多座まで飛びたくて仕方ない(泣)

あの憎い憎いコロ…のせいで遠征できないのが悲しいのなんのって…一つでも多く客席埋めたいし原嘉孝の裸と昇龍のリアコ成分浴びたい!!!!!

 

だからね、今このブログを読んでる原嘉孝未履修の皆さんも、騙されたと思って博多座へ足を運んでみてください。このご時世なので無理はなさらず、しかしこの最高な作品を機に、役者・原嘉孝の魅力を体感してみてほしい。

てか博多座さん、学生は当日開演20分前から全席半額になるのやばくないですか?

S席7000円未満って実質タダやないか。くしくも席余裕あるから良席取れちゃうらしいし九州の民いいなぁ…

さあ、行けない私の未練まで連れていくと思って!1/28(木)までやってるよ!!!

原嘉孝の艶やかな姿にあてられて一緒に屍になりましょう…一足お先に限界の地で待ってます!!!

 

誰か、原嘉孝の履修要項くれ(泣)

 

 

*1:大変個人的な話になるけど、私は大学時代から演劇に携わってて、その活動やバイトを通して小劇場の俳優さんとお話しする機会がちょこちょこあるんですけど、芝居が好きで好きで地道に芝居打ってる人を見る反面、時々主演タレントに仕事与えるために興された公演の裏話を聞いたりもしてたから、根底に偏見があったんだろうな。(蜷川さんも言ってたけど、そもそもあの事務所に長年いる時点で一般人よりポテンシャル高いよね…)それと、ジャニタレって良くも悪くも色眼鏡で見られるって彼ら自身も言うけど、確かにこの事務所は所謂力の強い事務所でタレント枠をもぎ取る力が強いんだろうし、世間的にはそういう部分をよく思ってない人いっぱいいるんだろうなとは思ってて。部分的に、私もそのうちの一人だったんだと思います。でも、最近ジャニーズ事務所所属するメリットってなんだろうって考えたときに、仕事という名の「自分の個性や武器を伸ばすチャンス」が多いことかぁと気づいて。なので、今はそんなチャンスのうちの一つが舞台の場なのかなっていう目で見ています。大前提として、演劇と真摯に向き合っている人のことは大好きなので、何も知らずに先入観持っちゃってたの良くないな〜って今はめちゃくちゃ反省している…。一部の方はもやっとした気分になる書き方かもなって思ったので追記です。まぁこれは自分のための備忘録だし、斜に構えてた事実は変わらないのだからやむなし…!

*2:メタマクで刺激となった同世代役者の大原櫻子ちゃん・徳永ゆうきさんと今回主演として共演してるの大変エモーショナルですよね

*3:他にも、バースデー公演で誕生日祝われて号泣したレポとか、原嘉孝さんとメタマクについて調べてたらそんな可愛い人間やったんかワレ…。ってエピばっかり出てきて沼落ちスピードが加速した。気になった方は「原嘉孝 メタルマクベス」で検索検索ゥ!

*4:後日メタマクを履修したら、2018年から格段に安定感マシマシになっててでスゴ!!となった

*5:取組の前に、はっけよいの姿勢を繰り返す儀式的なやつ。立ち合いまでの呼吸を合わせる所作らしい。

*6:まさに桜子の言う「女が男の体を楽しむ」図が生まれてて、これか…と2回目観劇後に気づく。

*7:夢の国のパレード観て涙出るタイプの人も多分該当します

*8:卒論は無事出せました

はじめての滝沢歌舞伎ZERO体験 感想

 

7月28日


この日、我が家に滝沢歌舞伎ZEROがやってきた。(CV:ROTのかざぽん)

私はかつて少年たちを観に行き、そのめちゃくちゃな設定と脈絡も無しに襲いくる破茶滅茶怒涛の展開に大混乱した経歴があり、例に漏れず滝沢歌舞伎もそのトンチキジャニーズエンターテインメントの類いということで正直最初は円盤購入を渋っていたのですが、この度自担が見たいという至極シンプルな欲が勝ったため、初回購入に踏み切りました。まぁ結局そうなる気はしてた。


で、先述したように本作もトンチキだということなので「1人で受け止め切れるのか…?とりあえずママンに押し付けられた洗濯物でも畳みつつ観よか…」といったような気持ちで第一幕を再生した。

 


いや、ジャニーズエンターテインメント最高やんけ…!!!!

 


そうでした。音楽の日の動画を見ては

「自担やばい…強い…美しい…この曲好きだ…」

となり、なによりの購入の決め手となった『ひらりと桜』。これが演目のトップバッターなんでした。

一言で言うと、もうこの演目だけで8800円の価値があります。それほどにファーストインパクトがえげつなかった。

 

以下興奮したポイントを最初から順に追っていくと、まず何がいいって微動だにしない9人の美男子と幻想的な音楽、美しさで客を黙らせようとする空気が舞台から漂っている。

それにこっちは今からあの曲が始まると分かっているので気が気ではない。静からの動にオタクは弱いからさ……(知らんけど)


そして動きだすSnow Man

流れる曲のテンションがカテコでのっけからもうスタオベしそうになる。

んでもって言わずもがな0番めがけて前に歩いてくる自担!!!うわあ凛々しい!誇らしい!座長!かっこいい!どうしよう始まってしまう!!!と感情が大暴れする。

で、何ヶ月も待ち望んだ自担による

「春の踊りは」の掛け声に

「「よぉいやさぁ!」」とメンバーも続き、

ついにオープニング曲『ひらりと桜』が始まります。

 


いやオープニングにしてメイン!!!!!(粗品?)

 


別名"ドサリと桜"と言われてる花吹雪がマジで綺麗!!こんなに桜の花びらが似合うアイドルいる?!?!と叫びそうに。あとこの時点でBlu-ray買わなかったこと後悔した。高画質でドサリと桜浴びたい😭

先ほどまでのクールな表情から一変、アイドルスマイルとも違う朗らかな笑みで踊るSnow Manのさながら春の喜びを全身で表現するかのようなパフォーマンスにエンタメ厨の私はブワリ涙。

そう!あと3:31でカメラにソロで抜かれる宮舘涼太さん!!皆さん見ました?!それはとても活き活きとした笑顔で輝いていらっしゃる!この3秒間何回でもおかわりしたい!!

 

さぁ続いてAメロに。これまた最高。

いわふかはどうしてそんなに声の相性がいいの…。

でも彼らのみならず、この曲なんとなくパート割が今まで聞いた中で一番納得できる組み合わせなんですよね。どのコンビもすっと入ってくる。

なべこじの声の相性も好みだし、2人がそれぞれ照明のサスに当たりながら前に出てくるのめっちゃ良かったな…。康二くんのパート歌声がとても綺麗ね…。


そして1サビ!!二階からも花吹雪が散る演舞場のど真ん中で踊るSnow Man…ええな…と早くも感慨深くしみじみモードに。これはどんなエンタメにも真似できぬ、ジャニーズにしかできない春の踊りではないかと…

 

間奏

バトントワリングのお姉さんの周りを舞うSnow Manはさながら風に舞う桜の花弁…脱いだチュールの衣装すら演出に組み込まれてる細工に粋な演出やんけ…とエンタメ厨の心は鷲掴みにされます。


からの、ラスサビ入りラウちゃんソロパートです。

 

花弁の如く舞っていたSnow ManとJr.、春の妖精のようなパフォーマーを従え、その真ん中で歌うラウちゃん。

その様子は春の新たな芽吹きを体現するようでありながら、新生Snow Manの躍進を確信させるような存在感を放っていて、なんともいえないエモーショナルな気持ちにさせられる一級品の華やかさ。

そこに合わせ持つアンバランスなうぶさから、もし『ひらりと桜』が満開の桜や春の喜びを体現している演目ならば、ラウちゃんは春の訪れとともに芽吹いた新芽のように、そして来年の開花すらも約束する花芽のようにも見えます。


そして、ラストスパート。

オタクが大好きなラウちをいわふかが挟む形のフォーメーションになっての大ラスサビです。なんていうか泣いちゃうよね…(序盤から泣いてるけど)

結局自担を見ちゃうんですけど、この時折穏やかな笑みを浮かべセンターで踊り舞う自担を見たときに、今までの自担を待っていた日々も、延期された発売日を待ち望んだことも無駄ではなかったなと思いました。きっと自粛中に発売されてたとしても、こんなに素直な気持ちで彼の笑顔を受け止められなかっただろうし、心からこのパフォーマンスにも感動できなかったと思うので。春の訪れに心躍る気持ちと、自担が帰還した時の感情が重なって余計に涙ブワリだったのかもしれないです。

あの頃は色々文句ばっかり言ってごめんね公式…オタクって公式が何しても文句言う生き物だって9太郎も言ってたから許してね…。(末吉9太郎のYouTube参照)

 


【総括】自担…あんたが桜だよ…。

 

 

と、私は滝沢歌舞伎が届いてから『ひらりと桜』までしか進めていない状態でここまで書きました。洗濯物一切畳めていません。甘かった。

 

とにかく、『ひらりと桜』だけでこの滝沢歌舞伎ZERO、買う価値ありますまじで。

個人的にフォーメーションも歌も割り当てが解釈の一致すぎて、もうお腹いっぱいです。まだ歌詞とか頭にちゃんと入ってないから擦り切れるまで見なきゃ〜!

経済力があるオタクだったら全てのエンタメ厨に布教したいところですがジリ貧ですので、身近でSnow Manにハマりそうなオタクを見つけた場合はこの演目を必ず見せようと思います!

 

とりあえず、今まで自担及び担当グループが命削って打ってきた公演をトンチキトンチキ言ってごめんやで…という気持ちで今から続きを見ようと思いますが、多分第二幕あたりで同じこと言ってる気がする。

暇極めて冷蔵庫にシュー在り

モソモソモソ。

これは二日前に暇を極めて作ったシュー生地の食感。これほどにモソモソというオノマトペが似合うなと思った食べ物はない。


正直言って飽きた。もうこれで何個目のシュークリームになるだろうか。しかもさっきまで本当は甘いミルクチョコが食べたい気分だったのに。

だけど、この残り2個を三角コーナーに捨てられるほどこのシュークリーム達に愛着がない訳じゃない。少なからず自分でこねこね生産した代物だし…と何だかんだモソモソを口に運ぶ。

そうこれは自己責任。

 

こんなことを考えている間に残り一つになったモソモソは、完成イメージよりも卵の濃厚さとバニラ風味にかけたカスタードクリームのせいで評価Bといった出来栄え。

今度は卵黄多めのレシピで挑まなきゃなと考えてしまってるあたり、いつか私は今日の感覚を忘れた頃にほぼ同じ出来のシュークリームを大量生産するのでしょう。そしてその翌日も今日と同じように冷蔵庫を開け、食欲に反した責任感でそれを食べている気がする。モソモソ。