両国花錦闘士の亡霊

 

どうも、タイトルの通り舞台『両国花錦闘士』の亡霊です。正確に言うと、両国花錦闘士と主人公・昇龍を演じる原嘉孝さんの魅力に取り憑かれてしまった女です。

 

以下、私が原嘉孝さんに半身沼落ちしてしまうまでの経緯と個人的観劇感想記録を主軸に、

「ここがすごいぞ!両国花錦闘士!」って感じのダイレクトマーケティングブログをお送りいたします。

 

原嘉孝 a.k.a 昇龍がカッコいい

いや〜〜今一番言いたいことはこれに尽きる。

原嘉孝ってカッコいいんだよ!!って、あの舞台を思い出す度に、彼の情報を深掘りしていく度に叫びたくなるから、もうその衝動を消化するためにこのブログ書いてるみたいなとこある。私は両国花錦闘士を観に行って、原嘉孝さんの見え方が180度変わりました…彼は…かっこいいです…。

でもね、正直まだ認められてないんですよねこの感情を。ヤダー!!!ママーーッ!!!(泣)って泣き喚きながら日々原沼にズンズン浸かっていってる感覚。

きっとこのブログ読んでる人の中にも

「え?原くんってめめの元シンメで、islandTVでよく奇行に走ってる人でしょ?」

ってイメージ抱いてる人が結構いると思うんです。かく言う私もずっと、彼はジャニーズJr.のクレイジーボーイ枠なんだと面白がってましたから。(はい失礼)

そんな舐めた人間がこの様になるぐらい、原嘉孝さんって人はイケてる芝居をする役者だったんですね~…。

 

●そもそも、なぜ両国花錦闘士のチケットを取ったのか

2020年、私は主にSnow Manさんを追いかける生活を営んでいたのですが、そのスタンスとして自担寄りの箱推しだったので、めめちゃんへの理解を深めるうちにはらめぐも履修していたし、基本的にコンビ厨なのではらめぐ尊いなーとは思っていました。

そこにやってきた原嘉孝さんの急遽主演抜擢。めめちゃんによるislandTVやジャニウェブでの原宣伝への気合が凄くて、この動きがまたコンビ厨に刺さる刺さる。

けど、まだチケットを取ろうと思う決め手には欠けていました。

なんでかというと、正直、事務所から回されたジュニア仕事として舞台をやっている人ってイメージで。(本当にほんと〜に失礼で反省してる。)さらにぶっちゃけた話をすると、事務所の力で興行成り立ってる舞台に魅力は感じんな、、、ぐらいに今までジャニタレメインの舞台に対して斜に構えちゃってました。本当にすいません。*1

そんな時に、あるはてブロの記事に出会いまして。

 

t.co

 

その内容を簡潔に言うと、劇団☆新感線の『メタルマクベス disc2』というミュージカルへの出演から始まった原嘉孝さんの役者人生が書かれていました。

 

え、まず、あの新感線のメインどころをオーディションで射止めてから役者人生始まってるのがヤバい。端的に言うとトリプルキャストなんだけど、松下優也原嘉孝高杉真宙の並びでこの忖度なしの選抜メン感伝わりますか?

そこで芝居に目覚めて以降、自身の役者としてのスキルアップに尽力していて、しかもそれがちゃんと実力・舞台人からの評価に比例しているらしいと…。*2てか、このはてブロ主さんによると、メタマクの初演から千秋楽にかけてすらメキメキ成長してたらしい。神童ですか?

あと、これはおしゃりき観劇後に知ったけど、本人曰く豆腐メンタルで、メタマクでは毎公演後凹みながら楽屋で歌の練習頑張ってたのめちゃくちゃ健気で偉い…可愛い…。*3

とにかく記事を読んでいただけたら分かるのですが、そこで出てくるエピソードが、努力の天才と才能マンに惹かれがちな自分にはぶっ刺さりまくりで。そんな風に役者の道を見つけてがむしゃらに頑張っている才能マンに運が味方をして、大舞台の主役が回ってきたんだと知ってしまったからにはなんか

「この役者が、一世一代の大チャンスを掴む瞬間を見てみたい…!!」

と、えも言えぬ好奇心に駆られてしまい、上記のブログを読んだ数分後にはチケットを取っていました。

 

原嘉孝とこの座組、強い

で、来たる1/8の新歌舞伎座昼公演。一番いい席で観たろ!!!と意気込んで取ったのは、前から二列目のセンターブロック。

ここから、ほぼ最前で見た原嘉孝さん及び両国花錦闘士の感想を箇条書きで羅列します。

 

・ポスタービジュより身体が仕上がっている…。分厚くてがっちりしてるんだけど、締まってて美しい筋肉の付き方。東京公演で少し痩せたって言ってた影響かもしれない、知らんけど。

・1幕の途中から、裸で髷姿だし顔芸凄いのになんかかっこいいぞ?と感情の乖離に具合が悪くなりはじめる(言い方)

・筋肉凝視したいけど2列目とステージの距離近すぎてやや気まずくなり、ちょくちょく目線彷徨わせつつめっちゃ裸見た。スケベ心丸出しで見たい人は5列目以降が良いかもしれない。

・はっきり聞きやすい声と滑舌。メタマク以降、発声がどんどん良くなってるとは言われてたけど、マジで芯のあるいい声だった。腹式発声が出来る人って無条件にかっこよく見えるよね。*4歌唱面だと、技巧に優れているというよりは感情で歌うぜ!ってタイプの真っすぐな歌声。♪端歩けデブ、♪俺 is beautifulとかの楽曲は、特に昇龍としてのキャラ・感情重視で歌ってるって感じがして、昇龍のイやな部分丸出しでよかった。(褒めてます)

・細かい演技が上手。自分が目立たない場面でも、次のシーンの動きや感情に繋がる挙動をしてて良い役者…ってなった。何様なんでしょうか私は。

・やっぱり踊り方にアイドルエッセンス滲み出てて最高!!!これぞジャニーズ&役者ハイブリッド型の醍醐味!!!

・これは2回目観に行った時の感想だけど、説明ゼリフの間ずっと仕切り*5を繰り返すシーンでちょうど昇龍側に座っていたため、仕切り直すたびに正面向く昇龍と目が合う感覚に陥り、完全にメロる。取り組むんかいおもたら取り組まんのかい!の繰り返しでもうこっち見んな!(見て!)って思いながらステージ凝視してた。原リアコ嘉孝にメロりたい方、1階センターブロック下手寄りがおすすめですよ。

・四股踏む時に、太腿の筋肉がブルって揺れるのなんか癖に刺さった。マージでいい身体。*6

・1幕はまだ女性を知る前の演技だったのに、2幕(彼女ができた後)は女慣れした演技する…りょうさん(彼女役)への接し方の差…メロ……。

大原櫻子ちゃんの頭をぽんぽんするシーンで原嘉孝リアコの扉開いた。

・照明・舞台セットによるシーン風景の提示が上手。あと場面転換が好み。高熱出した時に見る悪夢みたいなシーンがめっちゃ好き。

・ラストシーンの照明と舞美と演出が良い。それまで基本カラフルだった照明がサーッと引いて、急に具象舞台になるのが対照的。最後の原嘉孝のセリフ聞きたさに2回目チケ取ったみたいなとこある。

・先駆者のはてブロを履修したことによって、オープニング・エンディング・カテコで0番に立つ座長・原嘉孝を見るとめちゃくちゃ感慨深くなり、泣きそうになる。

・"神様に選ばれたい男"を"時の運命で選ばれた役者"が演じてるの胸熱。

 

 

いや伝え方下手!!!もっと原嘉孝 a.k.a 昇龍の良さをダイマしたいのに!!!!

 

てかね、そもそもこの作品のエンタメ盛り沢山感味わえるだけでチケ代の元取れるんですよ!

開演直後にデーモン閣下の歌う主題歌に乗せたオープニングが始まるんだけど、最初から裸の男が大量に出てくるわ、ローラースケート履いた昭和アイドルが出てくるわ、ってなかなかにカオスで圧倒される。

けど、全体的にカラフルな照明バチバチだし映像大道具小道具を存分に駆使してて「とにかくド派手にしたろ!!!」っていう演出製作陣の心意気が伝わって熱い。あと、数の暴力と群舞を見ると何故か泣きそうになる人*7なので、コレコレコレ!!!!って最初から感動してた。よくよく思い返すと、そのカオスなオープニングが登場人物のキャラクター性とストーリーをガッツリ提示するキャストパレードになってることに気づいて帰り道に思い出し興奮した。観劇後も楽しめる二段構造。

とにかく、あの名を発することすら憎い疫病のせいで去年からお預け喰らってたエンタメの濃縮版を浴びてるな~って感じるほどに一つ一つの演出が濃くて、なんか随所で訳もなく涙が出そうになりました。それくらい濃ゆい。

あと、脇を固めるキャストさんが化け物。りょうさんとか、その細い身体から何故そんな太く響く声が出るの??って思いながら聴いてた。あのお方、人に持ち上げられて仰向けに運ばれながら高笑い響かせられるんだよ…腹筋とか体幹すごいんだろうな…。ほんで櫻子ちゃん歌うますぎるし。(あたりまえ体操)

メインキャスト以外の方は1人当たり兼役してる数が結構多いんだけど、皆さんそれを感じさせない役者っぷりで。観劇後に、キャスト全員で24人しかいないって知ってびっくりしたんだけど、その倍はいるんじゃないかってくらいの圧と見応えをステージから感じました。すぎょい。

 

ただ、平日昼公演ってのもあってかやっぱり観客は少なくて。コロナの影響が大きいんだろうけど、キャパの大きな会場の埋まらない客席を観て彼は何を思うんだろう、とか時々余計なことを考えたりもしつつ。けど、歌を挟みながら怒涛のスピード感で進んでいくストーリーを食らいついて見てたらあっという間にカーテンコールでした。

カテコの最後にキャストの皆さんが捌けていく中、原くんだけ舞台の上手に残って深くお辞儀をする姿を見て、そこに立つ彼が、100人以上のカンパニーや巨大な看板、こちらが計り知れないものを背負ってここまで来たんだろうな~とまた勝手に想像しちゃって泣きそうになって。その時、自分でもびっくりしたんだけど、また彼が主役として大きな舞台に立ったとき、ギュウギュウに人が詰まった客席から割れんばかりの大きな拍手浴びる姿が見たい、というか見せたい!という気持ちになってたんですよね…

今回の舞台の成功、不成功が何をもって決まるのか分からないけど、少なくとも役者・原嘉孝の栄光と発展に繋がってほしい。めめちゃんも言ってたけど、原くんがこの大チャンスをものにして、さらに活躍する未来が見たい…!!!と思わずにいられませんでした。

 

で、その日から劇中歌と裸の原嘉孝が頭を巡る巡る、卒論が終わってないのに原嘉孝でパブサする指が止まらん止まらん、Twitterで時間を融かしてる場合じゃない文字を書け!!!って状態になってしまい、気づいたら卒論の提出締切前日に終わってない結章を放り出して、大阪千秋楽のチケットおかわりキメてました。ごっちゃんです。*8

 

もう、ここまで来たら認めましょう。

原嘉孝さんにハマってしまったと。

全然好みのお顔じゃないのになんか良く見えてきたし、地声と笑い声がメロいし、激ヤバクレイジー枠だと思ってたのに外に出たら喋らせたらまともに話すし(度重なる失礼)、学生時代はモテてたとか言うし、優しそうだし、包容力を感じる身体で抱きしめてほしいし、結婚したら毎日楽しく暮らしていけそうだし、見栄張った大きい発言するのにその実豆腐メンタルでしっかり努力で裏打ちしてるし、なんか総じて応援したくなる人だなぁと( ;  ; )(情緒やば)

 

そんなこんなで、今私は原嘉孝についての情報を追及する日々に追われています。しばらくはTwitterでも原原とうるさいかもしれませんが許してください。

現状、自分の好みと正反対なところからやってきた超新星にまだまだ戸惑っているので、飽きるまで過去のデータを調べ尽くしてから、新たに推し俳優・リアコ枠部門として彼を応援するかどうかを決めたい。

 

といいつつ、今既に博多座まで飛びたくて仕方ない(泣)

あの憎い憎いコロ…のせいで遠征できないのが悲しいのなんのって…一つでも多く客席埋めたいし原嘉孝の裸と昇龍のリアコ成分浴びたい!!!!!

 

だからね、今このブログを読んでる原嘉孝未履修の皆さんも、騙されたと思って博多座へ足を運んでみてください。このご時世なので無理はなさらず、しかしこの最高な作品を機に、役者・原嘉孝の魅力を体感してみてほしい。

てか博多座さん、学生は当日開演20分前から全席半額になるのやばくないですか?

S席7000円未満って実質タダやないか。くしくも席余裕あるから良席取れちゃうらしいし九州の民いいなぁ…

さあ、行けない私の未練まで連れていくと思って!1/28(木)までやってるよ!!!

原嘉孝の艶やかな姿にあてられて一緒に屍になりましょう…一足お先に限界の地で待ってます!!!

 

誰か、原嘉孝の履修要項くれ(泣)

 

 

*1:大変個人的な話になるけど、私は大学時代から演劇に携わってて、その活動やバイトを通して小劇場の俳優さんとお話しする機会がちょこちょこあるんですけど、芝居が好きで好きで地道に芝居打ってる人を見る反面、時々主演タレントに仕事与えるために興された公演の裏話を聞いたりもしてたから、根底に偏見があったんだろうな。(蜷川さんも言ってたけど、そもそもあの事務所に長年いる時点で一般人よりポテンシャル高いよね…)それと、ジャニタレって良くも悪くも色眼鏡で見られるって彼ら自身も言うけど、確かにこの事務所は所謂力の強い事務所でタレント枠をもぎ取る力が強いんだろうし、世間的にはそういう部分をよく思ってない人いっぱいいるんだろうなとは思ってて。部分的に、私もそのうちの一人だったんだと思います。でも、最近ジャニーズ事務所所属するメリットってなんだろうって考えたときに、仕事という名の「自分の個性や武器を伸ばすチャンス」が多いことかぁと気づいて。なので、今はそんなチャンスのうちの一つが舞台の場なのかなっていう目で見ています。大前提として、演劇と真摯に向き合っている人のことは大好きなので、何も知らずに先入観持っちゃってたの良くないな〜って今はめちゃくちゃ反省している…。一部の方はもやっとした気分になる書き方かもなって思ったので追記です。まぁこれは自分のための備忘録だし、斜に構えてた事実は変わらないのだからやむなし…!

*2:メタマクで刺激となった同世代役者の大原櫻子ちゃん・徳永ゆうきさんと今回主演として共演してるの大変エモーショナルですよね

*3:他にも、バースデー公演で誕生日祝われて号泣したレポとか、原嘉孝さんとメタマクについて調べてたらそんな可愛い人間やったんかワレ…。ってエピばっかり出てきて沼落ちスピードが加速した。気になった方は「原嘉孝 メタルマクベス」で検索検索ゥ!

*4:後日メタマクを履修したら、2018年から格段に安定感マシマシになっててでスゴ!!となった

*5:取組の前に、はっけよいの姿勢を繰り返す儀式的なやつ。立ち合いまでの呼吸を合わせる所作らしい。

*6:まさに桜子の言う「女が男の体を楽しむ」図が生まれてて、これか…と2回目観劇後に気づく。

*7:夢の国のパレード観て涙出るタイプの人も多分該当します

*8:卒論は無事出せました